約束を守れないことを伝えるのは怖いものですが、不測の事態は誰にでも起き得ることです。 まずは落ち着いて、相手に伝えてください。 良い顔はされないかもしれませんが、少なくとも、連絡しなかった場合よりも事態が悪くなることはありません。
また、必要な連絡をしたのに返ってこないときの不安は、 送られた側が思っているよりも短時間で大きくなりがちです。 「放置されているのでは…?」と思わせてしまう前に、まずは簡単にでも反応を返すことが大切です。 忙しいときでも「いつまでに回答します」 「ちょっと回答に時間がかかります」といったことなら返せると思いますし、まずはそれで構いません。
学校や会社などでは、年齢や経験、あるいは業界・職種などによって、 関わる人たちにそれなりに共通点があり、暗黙のうちに同じような常識を共有出来ていることも多いです。 iikoeの場合、そうした背景がまったく違う方々がたくさん集まっているため 「自分の常識」が普段より通じにくい場面が多くなってきます。
あらゆることを細かく確認しなければならないわけではありませんが 「このくらい言わなくてもわかるよね…」と思ったときは、本当に大丈夫かどうか、ちょっと気をつけてみてください。 ボイスコさんの場合は、プロフィールに記載しておく方法もあります。
もちろん、細かく明言されていないことは一切何もしなくても良い、ということではありません。 たとえば、収録時の環境について特に何も言われていなかったとしても、 工事の音が鳴り響く中で収録するのは避けるべきです。
声の依頼というのは、口や声を使った広義の演技(朗読やナレーション、歌唱なども含む)の収録をお願いするということです。 そこに付随する作業(収録した音声の加工、権利面の取り決めなど)は声の依頼に含まれますが、 そうではない逸脱した内容を求めることは禁止行為となります。
「無関係な雑談や質問」については、例えば、挨拶をしたらダメとか、 体調不良で遅れるという連絡に対して体調を気遣ったりすることもダメとか、 そういう極端なことではありません。 それは、相手に敬意を持って接した結果であって、依頼に関係する範囲ですし、むしろ望ましいことです。
ただ、そういうことからプライベートな話に発展させてしまう方や、 依頼内容の話から、好きな漫画の話などになってしまう方もいますので、 原則禁止ということをしっかり踏まえた上でやり取りをお願いします。 興味のない話に返事を返すのはしんどいものですが、 それを相手に直接、しかも依頼の最中に「やめてください」と言える方はなかなかいません。
不適切な例に概ね共通している問題でもありますが、依頼が出されないまま トークの段階でやり取りが長引くと、ボイスコさんにとって負担になってしまうため、 必要な回答が得られたら、早めに依頼を出してのやり取りに移行することが望ましいです。
依頼を出してからのやり取りには、依頼ページのメッセージ機能が使えます。 ずっとトークで続けてしまうと、ある発言がどの依頼について言っているのか曖昧になり、 行き違いを生んでしまうおそれがあるため、 原則、依頼ページをやり取りのメインにするようにしてください。
依頼や合意の内容が相互に矛盾する場合は、より後に決めた内容を優先とします。 たとえば、依頼時の設定納期が8月1日だったとしても、依頼後に8月10日に変更することで合意がされている場合は、 納期は8月10日として扱います。
逆に、依頼時に記載がなく、過去に合意もされていない要求が後から出た場合、 新たに相手の同意が得られなければそれは無効です。 たとえば、後出しの設定を理由にしたリテイクをボイスコさんは断ることが出来ます。 (もちろん、受けても構いません)
原則として、納期までの時間の使い方はボイスコさんの裁量となり、 依頼者さんがむやみに催促をすることは許容されませんが、 回答が必要な連絡に対して反応がなく音信不通になっていると思われる場合は、 納期を待たずに依頼のキャンセルを行う場合があります。
また、期限内に納品があった場合でも、内容が不完全な場合は正規の納品として扱えない場合があります。 ミスで録れていない箇所が一部あった程度なら許容範囲ですが、半分近くがごっそり抜けている(または状態が悪すぎる)とか、 そもそも空のファイルしか入っていないなどは不可です。
依頼開始から 納期までの期間 | 返信時間の許容範囲 |
7日以内 | 24時間まで(※) |
14日以内 | 36時間まで |
15日以上 | 48時間まで |
※7日以内の依頼については、ペースというより段取りの問題が大きくなってきます。 24時間以内に返せたらOKではなく、 状況に応じて支障のない速さ・タイミングで連絡をお願いします。
お互いに話し合って調整することは自由です。何も取り決めが無かった場合の基準と考えてください。 もし、このペース感が速すぎて無理、あるいは遅すぎて困ると感じる場合は、必ず、希望の連絡ペースを 依頼成立前に相手に伝えて合意を得るようにしてください。
許容範囲はあくまで上限ですので、 あまりギリギリで返していると、快適なやり取りとはならないかもしれません。 ご自身が可能な限りは、どんどん早く返していったほうがスムーズに依頼が進められると思います。
(あくまで架空の例ですが、部分的に実例を基にしています)
iikoe内でやり取りされる限り記録は残りますし、内容を運営側で確認することも可能なため、 こうした、記録にまつわるリスクから身を守ることが出来ます。
ただもちろん、いくら記録が残っていても、その内容自体に勘違いがあったり、書き方があいまいだったりすれば、 トラブルの防止効果は限定されてしまいます。 やり取りの内容については、各自で間違いのないように気をつけてください。
ここで言う「記載」は、プロフィールや、やり取りの中などの全般を指しています。
なお、記載できるものであっても、それについて直接または間接的に 「連絡はそちらからどうぞ」など、連絡を促すような案内をすることは許容されません。 その場合、外部連絡のみを目的とした記載と同様の扱いとなります。